12月にお送りする招待状にふさわしい時候の挨拶について、詳しくご紹介いたします。
2月、3月にお式を挙げられるおふたりがお送りする招待状です。
クリスマス一色になるこの時期。
寒さのなかに心が温まるような、期待感の高まる招待状を。
初冬の候/師走の候/寒冷の候/霜夜の候/歳末のみぎり
寒気厳しきおり/ちらちらと粉雪が舞うこの季節
師走の風が身にしみる今日このごろ
ポインセチアの花が目立つ季節となりました
真白な霜柱が立ち寒さが身にしみわたるようです
フォーマルな場で好まれる漢語表現は
初冬の候/師走の候/寒冷の候/霜夜の候/歳末のみぎり/
などがございます。
「初冬」は12月7日の前日までをさします。
「初冬の候」は12月の初旬までにお使いになるのがよろしいかと思います。
「師走の候」や「寒冷の候」「霜夜の候」「歳末のみぎり」は12月中でしたら
初旬〜下旬までいつでもお使いできます。
「霜夜の候」の「霜夜」とは「霜のおりた夜」という意味です。
本格的な寒さを感じ始めたら、お使いになるとよいのではないでしょうか。
カジュアルな印象の口語調のご挨拶は
寒気厳しきおり/ちらちらと粉雪が舞うこの季節/師走の風が身にしみる今日このごろ/
ポインセチアの花が目立つ季節となりました/真白な霜柱が立ち寒さが身にしみわたるようです/
などがございます。
目にする街の景色や人の服装をみて、固くならずにお選びすると良いのではないでしょうか。
せわしなく過ぎ去る師走に向かっていますが、ほんの少し足を止め街を見てください。
深まる寒さの中の街路樹が、街の灯りに輪郭をもたせます。
この時期にしか見られない素敵な光景です。
紅葉を過ぎれば自然の風景はほんの少し哀愁を感じるものに変わります。
この時期だけのきらびやかな照明に彩られた街を思わせるようなご挨拶を、
華やかな絵柄の招待状とともに是非お送りください。