葉月 -8月- 時候の挨拶

暑さの盛りの昼間と、ぐっと秋を感じる夕暮れが訪れる、
そんな8月の時候の挨拶をご案内いたします。

8月
晩夏の候/残暑の候/盛夏の候/
新涼の候/立秋の候/秋初の候/秋暑の候/
残暑厳しい折/土用あけの暑さは厳しく/
残暑きびしい毎日がつづいております/
暦の上ではもう秋/空の色もいつしか秋めき/
朝夕の風に心地よさを感じる頃/


「晩夏の候」の「晩夏」とは、夏の終わりという意味があります。
お使いいただける時期は8月7日から立秋の20日頃までとされています。
「残暑の候」は8月7日から9月8日頃までと、比較的長くお使いいただけるご挨拶です。
暦の上では秋になったのに、まだまだ暑さが残っている、そんな意味のご挨拶です。

漢語調のご挨拶は、より丁重な印象があり、
ご両家の代表者様のお名前で招待状を出される場合や、
ご年配の方を多く御呼びする場合にお選びいただくとよろしいかと思います。

口語調のご挨拶は柔らかな印象になりますので、
ご新郎様ご新婦様のご友人を多く呼ぶ場合や、
ガーデンパーティなどの少しリラックスして楽しめるお式にもおすすめです。

暑さはまだまだ続きますが、少し顔を出し始めた秋の気配を感じる8月。
読むお手紙の「朝夕の風に心地よさを感じる頃」の言葉に、
秋のにおいを感じてドキッとしませんか。

フォーマルなご挨拶の中に、おふたりらしさを感じられる、
アイディアに溢れたお手紙を送っていただければと思います。