吹く風も心地よく過ごしやすい季節。
5月は皐月(さつき)とも言いますが、
元来苗を植える月という意味で「早苗月」と呼んでいて、それが略されて「さつき」となったそうです。
「皐」という漢字には「紙へ捧げる稲」という意味もあり、そのためこの字が当てられたようです。
今も植物の実りに対しての感謝の気持ちに変わりはありませんが、
昔は殊に作物の出来が直接人々の生活に繋がっていたため、豊穣に対する願いは一入だったと思います。
そんな気持ちを漢字に込めたのかもしれませんね。
スイカ、キュウリ、茄子、ピーマン、トマト…。この時期に苗を植える野菜はたくさんありますよね。
夏の収穫に向けて、動き始める時期とも言えるのかもしれません。
ご結婚式を田植えになぞらえるのは少々強引かもしれませんが、
この時期に招待状を投函される方は夏の結婚式に向けて準備をされているところかと思います。
そんな方々へおすすめの、爽やかな招待状を演出してくれる、時候の挨拶をまとめました。
新緑の候/薫風の候/晩春の候/青葉の候/立夏の候
若葉の目にしみる候/葉桜の候/向暑の候/季春の候/
風薫る今日このごろ/緑も深い青葉のころとなり/
風薫る季節を迎え/新緑の色増す季節/五月晴れの好季節となり/
過ごしやすい季節を象徴するように、
晴れやかですっきりした時候の挨拶が多くございます。
「風」や「緑」の入った言葉が多いですね。
立夏とは5月6日前後のことで、春分と夏至の中間にあたり、
夏の気配が感じられ始めるころという意味です。
上旬にお使いいただくのが良いかと思います。
AISU WEDDINGのhinaシリーズでしたら、「白詰草」の絵柄がおすすめです。
Mydesignシリーズでしたら、
風の入った時候の挨拶に「港の絵柄」を合わせるのも素敵です。
5月の風がおふたりの門出を祝福し、背中を押してくれているようでもあります。
5月の爽やかな風を感じながら、
おふたりのご結婚式のイメージに合う時候の挨拶をお選びいただければと思います。